柏市立病院におきましては、これまで病院経営の中で生じる収入、すなわち診療報酬や各種検診による収入を市の収入とし、そこから市立病院が必要とする人件費や諸経費を交付金、委託料として支出するという実費弁償方式をとっておりました。いわゆるゼロ精算方式でございます。
現在病院の管理運営費は、入院、外来等の診療報酬を市の病院事業会計に受け入れ、それを財源として必要な経費のみを管理委託をしている医療公社に対して支払う実費弁償方式という方式をとっております。制度の導入後は指定管理者に対して医療の向上のため、経営の自由度を増加させ、効率的な施設経営を促す方法としまして診療報酬を全額交付することとしております。